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2018年度の男性の育児休業取得率は・・・?.?%

最近は家事や育児に積極的な男性が増えてきたといわれています。タレントが育児休業を取得して育児の楽しさや大変さをSNSにアップし、多くの人から共感を得たりもしています。
しかし、まだまだ男性の育児休業取得率は高いとは言えません。

 

男性の育児休業取得率はたったの6.2%

 

10年前の1.4%に比べれば増えたかもしれません。女性は80%以上取得しているのに対しまだまだ少ないです。
また取得した人も5日未満という人が最多で36.3%。約7割の人が2週間未満というありさま。これでは私用で有給休暇を取得するのと変わりません。
妻の産後の大切な母体回復期に本当に必要な協力をしてあげられたのかな、とも感じます。

 

男性の育児休業の取得にはまだまだ大きな壁が

 

厚生労働省が調査会社に委託したところによると、育児休業を取得しなかった人の理由について、一番多かったのが人手の不足。次いで取得しづらい雰囲気だったこと、そして自分しか担当していない業務があることでした。

 

「夫は外で働き、妻は家庭を守る」4割が賛成

 

2016年の内閣府の調査によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守る」ことに4割が賛成しているとのこと。性別と役割分担について長くそのようにしてきた日本の歴史を考えると、急に社会が変わることは難しそうです。
また、「夫は外で長時間働かされる」結果「妻に家事育児を担ってもらわないと成り立たない」現実があるのかもしれません。
本当は夫に家事育児を手伝ってほしくても仕事が忙しくて頼めないことも理由の一つなのでしょう。
妻が働いていて、夫が協力できる状況でないのなら、当然家事育児の負担は女性にのしかかります。これは少子化を招いている一因でもあります。

 

「我が社は男性の育児休業取得率 ●%です」数値目標を達成してアピールしたいだけ?

 

7割以上が2週間未満という現実から、会社は数値目標を達成したいだけなのかも?と感じる人もいるでしょう。
男性の育児休業取得率が高いと、就職活動中の学生へのアピールになります。
本来、男性の育児休業を取得する目的は、産後の母体の回復期にある妻をサポートすること。新生児は夜中でも1~2時間おきに授乳が必要です。
数値目標達成だけのための育児休業は本当に意味のあることなのか?とも考えてしまいます。

妻だって、夫が数日休むだけで、本当にありがたいのでしょうか。
家事の手順に慣れ、赤ちゃんのサポートの仕方が慣れてきた頃に終了となってしまっては、逆にストレスにならないか、とも考えてしまいます。

2019年10月28日(月)朝日新聞朝刊より出典

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