お役立ち情報 お役立ち情報

お役立ち情報

年長さん、不織布マスクに慣れていっていますか?

保育園や幼稚園では子どもにマスクの着用を強制していない所もあるようです。3歳児以上だけなるべくつける、としている園も多いようです。
ただ、小学校に上がると原則マスク着用になります。ウレタンや布よりも不織布がを推奨する学校もあり、年長さんは不織布のマスクに慣れていった方がよいかもしれません。

 

▼第5派では、子どもが多く感染

 

小学生は楽しい気持ちでマスクが着用できるように、ファッション性にとんだものを着用しているケースが多いようです。また、息苦しくないように通気性も重視しているようです。
ただ、専門家らはフィルターの性能の高さから、できれば不織布のマスクを着用してほしい、と呼びかけています。

この度、日本小児科学会と日本小児科医会は、不織布のマスクを着用することが効果的な感染対策に通じる、と伝えました。
家庭の経済的負担を減らすために、無償提供することも視野に入れて欲しい、とも語っています。

自治体の中では、教室に入ったら不織布マスク着用、としているところもあるようです。また、家庭の事情によっては無償で配布しているそうです。
ただ、アレルギーなどで不織布のマスクが付けられない児童もいるため、工夫をしているそうです。

 

▼ウレタンマスクはあまりおすすめできないワケ

 

理化学研究所などがスーパーコンピューター富岳で実験をした所によると、以下のように飛沫が通り抜けることがわかりました。

何も着用しない場合
①息を吸うときを100%、②息を吐く時を100%とする

不織布マスクを着用した場合
①息を吸うとき:25%、②息を吐くとき:18%

ウレタンマスクを着用した場合
①息を吸うとき:82%、②息を吐くとき:48%

不織布マスクに対し、ウレタンマスクでは、息を吸う時には3倍以上、息を吐く時には2倍以上の飛沫が通り抜けていることがわかりました。

 

▼子どもたちには納得してもらい着用してもらおう

 

以前からウレタンマスクは不織布マスクに比べてリスクが高いことが言われていました。そのため、大人は外に出る時は不織布マスクを付ける人が増えました。現在、医療や介護、保育の分野では原則不織布マスクが使われています。
子どもたちには強制させるのではなく、このような実験結果を見せて納得させ、自分や周りを守るために意識を高めていくことが大切でしょう。

 

2021年10月10日(日)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

無料登録はこちら 求職者様ログイン

最新記事