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新型コロナワクチン接種、5~11歳は2022年2月頃からか?

当初は世界的に後れを取っていた新型コロナのワクチン接種。2021年11月現在、全国民の約76%が2回接種済みという状況で、世界ではトップレベルまで上昇しました。
そんな中、12歳以下の子どもの接種をどうするかは世界でさまざまな議論がされていました。治験の結果、米国ではファイザー社のワクチンの接種が始まったようですが、日本でもその動きが加速してきました。

▼早ければ来年2月ころから接種開始か?

厚生労働省は、5~11歳について、早ければ来年の2月頃から接種を始める可能性があるとして、全国に自治体に準備を進めるように要請を行いました。
5~11歳は米国ファイザー社のワクチンを使用する予定で、同社が11月10日に厚生労働省に承認申請を出しました。まだ承認されていませんが、近々承認される見通しです。

 

▼都道府県や各市町村には今月16付けで事務連絡済み

 

気になる有効成分の量ですが、12歳以上のワクチン量に比べて、約1/3になります。そのため、小児向けワクチンは大人向けとは明確に区別して扱うことを求めています。
最近、インフルエンザのワクチンをうちに来た患者に、誤って新型コロナのワクチンを接種したという話を耳にします。
小児に間違えて大人の量を接種し、思わぬ副反応が出たら大変ですから、そこはきっちりと分けてほしいですね。

 

▼「学校での集団接種は推奨しない」という方針を改めて示す

 

接種しない子に対して同調圧力がかかる恐れがあるため、学校での集団接種は推奨しない、としています。
地域によって子どもの数は大きく違いますし、子どもの接種においては本人の意思よりも親の考え方な方が大きいでしょう。
体質によって接種しなければならない子もいますし、逆に接種できない子もいます。
子どもは学校で「●●さんは打った」「▲▼さんは打っていない」など、必ず話題にします。そんな時に、「「打つか打たないかは本人や家族の自由」と周りの大人が示してあげることも大切でしょう。
国は各地域の実情に合わせて接種の体制を工夫するように求めています。

 

▼打つ打たないかよりも「打つ機会を提供する」ことは大切

 

11月15日に開かれた厚生労働省の専門家による分科会では、打つ打たないの考え方はあるものの、「接種できる機会を確保することは大切」という意見が多かったようです。
しかし一方では、「海外ではコロナ感染による小児の重症例は少なく、日本でも死亡例はない」として、積極的に接種をすすめるのはどうか、そこは慎重に考えるべき、という意見も出たそうです。

接種できる月齢の子ども、いわゆる年長児を持つ保護者は保育園にもいらっしゃいます。保護者の考え方を尊重してそれぞれに選択をしてほしいですね。

 

2021年11月18日(木)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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