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長引くウクライナ情勢、子どもと話すときに親が気を付けるべきことは?

ロシア軍がウクライナに侵攻してからはや半年。連日の報道で紛争のニュースを目にすることとなり、大人だけでなく子どもたちにも何かとストレスがかかっているでしょう。
子どもと紛争のニュースを話すときに大人はどんな点に注意したらいいのでしょうか。

日本ユニセフ協会が呼びかけた大人の配慮

日本ユニセフ協会では、子どもと紛争について話すときにどんな点に注意したらいいか、以下のようにまとめています。

①子どもがどんなことを知っているのか、またそれについてどう感じているのか。
②大人は落ち着いて年齢に応じた対応をする。
③偏見や差別はNG。思いやりを広げるようにする。
④他国が支え合う動きに注目する
⑤会話は一方的に終わらせず、丁寧に。
⑥心を痛めている子どもをとにかく見守る。
⑦ニュースには触れすぎず、避けすぎず。
⑧大人自身の心も大切にする。

子どもが不安になるのは当然のことと受け止めよう

子どもが不安に感じるのは自然なことです。大人はその思いを否定せずに丁寧に聞いてあげましょう。一方的に会話を打ち切らず、大人自身も心を落ち着かせることが大切です。
また、ロシアの人たちをひとくくりに「悪い人」とするのもやめましょう。世の中には平和を呼びかける運動をしている人たちもたくさんいますので、そんな人たちの活動を伝えたり、募金などをしてみることもいいでしょう。

「子どもたちのことは大人が守る。大丈夫。」

テレビでは過激なシーンは流さないように配慮が進んでいますが、一般の人々が混乱している状況はよくわかります。子どもたちの精神的なダメージは大きくなるでしょう。
報道によってストレスを感じ、夜泣きなどする子どもも多いです。とにかく近くにいる大人は「子どものことは大人が守る」とメッセージを伝え続けていきましょう。
ニュースを見せないのは逆効果とのことです。またフェイクニュースも出回っていますので、安易にネットに投稿されている動画を信じないことも大切です。

戦争は絶対にしてはいけない悪いこと、と伝える

どんな理由があろうとも、戦争はいけないこと、悪いことだと子どもには伝えましょう。子どもでも友達に暴力を奮って何かを解決しようとしても、うまく行かないことは十分知っているはずです。
また、一方的に「ロシアが悪くて怖い国」などと言葉にすると、子どもに刷り込まれてしまい、差別や偏見を助長させることになりかねませんので、大人も注意が必要です。
大人の言動は大人が思っている以上に子どもに影響を与える、ということを忘れてはいけません。

 

2022年3月12日(土)朝日新聞朝刊 https://www.asahi.com/ より出典・引用しています。

 

 

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