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長引く自粛生活、不調を訴える子どもをきちんと見守ろう

長引く自粛生活の影響で、休みがちな子どもや保健室登校をする小学生が増えているとのことです。
保育園児の中にはきょうだいが小学校に通っている子も多いでしょう。保育園でも不調を訴える子どもが多くなったと感じる保育士も多いのではないでしょうか。

 

▼長引くコロナ禍、ストレス発散もままならず、大人にも相談できず・・・

 

終わりの見えないコロナ禍。小学校の現場では5月の連休明け以降、保健室に来る生徒が増えたとのことです。
中には遅刻や欠席を繰り返したりする子もいて、以前よりも多いとのこと。養護教論の中には「昨年5月6月の一斉休校の影響がまだ残っているのではないか」と話す人もいるそうです。教員も
一人ひとりの家庭に電話をするなどしても、細かい部分までは把握できず、家庭内の不和や、精神面の悪化にすぐに対応できなかった結果、不登校になってしまった生徒もいるとのことです。

 

▼魅力ある学校生活が送れなくなってしまう

 

運動会や修学旅行などが軒並み中止に。生徒の気持ちや人間関係や好転したりするきっかけがいくつも失われてしまいました。
教員も授業を教える以外に働きかけるものがなくなってしまい、学校生活に魅力がない、と思う子どもが増えていないか心配しているとのことです。

 

▼食が細くなった子が増えた?

 

給食を減らしてほしいと訴える子どもが増えたと感じる教職員もいるそうです。頭痛や気分の悪さを訴えて休む生徒も増えていると感じているそうです。
一方で、マスクや手洗いが徹底されて、体調を崩す生徒が減ったとする声もあります。学校や地域によって差があることがうかがえます。

 

▼5月の年休明けから増えている不適応の子どもたち

 

例年、夏休み明けに増える不適応の子ども達。今年は5月の連休明けから増え始めているとのことです。
様々な制約ばかりで子どもの生きるエネルギーが失われているのかもしれません。
一般的に不適応の子は心の中のエネルギーが尽きているケースが多く、不適応は重要なサインでもあります。時間をかけて話をきいてあげる必要があります。

 

▼子どもと一緒に考える場を作ろう!

 

全国の養護教論約500人にアンケートをとった所によると(埼玉大学 戸部秀之教授)、学校生活に適応できない子どもが増えたと回答したのは約54%で半数を超えています。昨年の7月~9月には43%だったので、増えていることがわかります。
マスクをして接触を減らすことにより、
友人関係が上手く築けず、行事もないので頭も切り替わらず、子どもたちにとってそんな難しい背景が影響しているのでしょう。

子どもたちも、「自分や家族を傷つけてしまう」「すぐにイライラしてしまう」と感じる子が増えているとのこと。また大人への話しかけやすさが減ったと感じる子も多いようです。

子ども達は長引く自粛生活でストレスがかかる一方で解消する方法が見つからないのでは、と専門家は語っています。

保育園でも普段の生活について子どもに聞いてみたり一緒に話して考えてみたりする機会が必要とのことです。

 

2021年6月11日(金)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

 

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