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0-157感染症を知って子どもたちを感染リスクから守ろう

O-157感染症についてご存知ですか?

腸管出血性大腸菌の一種で、重篤な食中毒の原因となる細菌です。

最近でも4歳女児が感染し、重篤な症状を発症しました。

O-157感染症は感染拡大のリスクがあるため、公衆衛生の観点からも早期の対応が求められます。

子どもたちを守るために、予防する知識を持っておきましょう。

 

4歳女児を襲ったO-157感染症

千葉県は、4歳の女児が腸管出血性大腸菌O-157に感染していることを発表しました。

女児は松戸市に住んでおり、症状は重篤です。県では5月30日現在、感染経路の調査を行っています。

女児は17日に腹痛や下痢などの症状を訴え、医療機関で検査を受けた結果、O-157の感染が確認されました。

女児は現在、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症しており、松戸市内の病院で治療を受けています。

千葉県では感染経路の特定を行うとともに、手洗いには十分な注意をし、肉の調理においても適切な加熱を行うなど、感染予防に徹底的な対策を呼びかけています。

 

O-157感染症とは?

腸管出血性大腸菌O-157は食中毒を起こす細菌です。

食品や水、接触などを通じて感染することがあり、特に生肉や生乳製品に多く存在します。

感染すると腹痛や下痢などの症状を引き起こし、重篤な合併症を引き起こすこともあります。

免疫力が低い乳幼児や高齢者は特に重症化しやすいので注意が必要です。

過去には死亡例も含め、多くの方が一度に感染した例もあります。

 

O-157感染症から子どもたちを守るために

上記の通りO157は食品や水、接触などさまざまな経路で感染する可能性がある危険な病原菌です。

保育施設内でも子どもたちの安全を守るために注意や対策が必要になります。

 

衛生対策の徹底

手洗いや食品の衛生管理など基本的な衛生手順を厳守し、感染リスクを最小限に抑えましょう。

バイキンをつけない、ふやさない、やっつけるという食中毒予防3原則に基づく対策について子どもたちにも伝えていきます。

保護者にもコロナ禍のような手洗いや食材をすぐに冷蔵庫に入れることなど注意喚起しましょう。

 

食品の加熱処理を適切に行う

生肉や生乳製品などの加熱が必要な食品は、しっかりと加熱して安全性を確保しましょう。

腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅しますので、よく加熱して食べます。

生鮮食品はすぐに冷蔵庫へいれて、調理前にはしっかりと手洗いを。

 

異常な症状を見逃さない

子どもたちが腹痛や下痢などの症状を訴えた場合は、早急に園長や主任保育士、保護者、医療機関に報告し、適切な対応を行いましょう。

連絡帳に記載されている前日や当日朝までの体調にも腹痛や下痢などの記載があれば、o-157感染症以外でも病原菌に感染している可能性があるため、状況に応じて保護者に医療機関の受診を勧めましょう。

 

常に情報を最新に保つ

厚生労働省では食中毒予防の3原則を掲げています。

・調理前に必ず手洗い(菌をつけない)
・生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)
・食材を中心までよく加熱(やっつける)

上記のような子どもの感染例、地域の感染状況など、O157感染症に関する情報を常に把握し、最新の予防策や対応方法について学んでおきましょう。

子どもたちの健康と安全を守るために、O157感染症への対策は非常に重要です。

日常的に子どもたちと接触、飲食の機会がある保育士の意識と行動が子供たちの安心と安全につながります。

 

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