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災害時の妊産婦や乳幼児の避難場所、産婦人科医と大学生がマップを作成

自然災害が多い日本、災害時に妊娠していたり、乳幼児を抱えていたりすると、避難生活には大きな困難が伴います。そんな現状を危惧し、産婦人科医と大学生が立ち上がりました。

 

妊婦と乳幼児連れは同じ場所で避難生活を送るのは難しい現実

 

通常の避難場所では、一般の人たちを受け入れるだけで精一杯です。お年寄り・障害のある人・妊産婦・乳幼児を抱える人・ペットなどは受け入れ態勢が十分に整いません。
産婦人科医で神奈川県立保健福祉大学の吉田教授(公衆衛生学)が中心になって取り組んでいる「ギフトフォアプロジェクト」では妊産婦や乳幼児を受け入れられる避難場所「災害時母子シェルターマップ」として公表しています。
現在、東京23区を中心に178か所が紹介されています。

giftfor ギフトフォアプロジェクトはこちら
https://giftfor.life/

災害時母子シェルターマップはこちら
https://giftfor.life/directories/

妊産婦・乳幼児は一律の規則に従う生活ができません・・・

 

赤ちゃんを抱える妊産婦は、周りと消灯時間を合わせるなどが難しいです。赤ちゃんが夜泣きをしたりしますし、自身の体調の変化もあります。
また、ミルクや清潔なお湯、離乳食や母乳パッドなども必要となり、自身もきちんと栄養を摂取することが必要です。
内閣府の調査によると2017年、指定の避難場所に妊産婦やこども連れの人用の専用スペースを設けることを決めているのは、全国の1631市区町村のうち約410の自治体にとどまりました。

 

全国の市町村に母子避難スペースがあるのが理想だけど

 

全国的に見てまだまだ母子拠点の整備は進んでいません。母子ためのスペースや特有の避難物資を整えるとなると、現状では可能な自治体は限られてしまいます。
また、周知がされていないため、知らない人も多いとのことです。

 

マップ作りには大学生も参加

 

吉田教授は、整備の状況を調査し、地図上に表示する取り組みを始めました。マップ作りには2人の大学生も参加しています。
「ギフトフォアプロジェクト 災害時母子シェルターマップ」では現在、全国の避難所などの情報を集めています。
マップが日本全国に広がることを期待したいですね。

 

2021年12月3日(金)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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