シニア向けに門戸が広がる保育関連求人

シニア専門の求人メディアから保育関連求人の調査結果が発表されました。

人生100年という時代になり、50代以上の元気なシニア層が慢性的な保育園のスタッフ不足を救ってくれることが期待されています。

どのような内容の求人情報がうたれているのでしょうか。

こちらではシニアの保育関連求人の調査結果についてご紹介しましょう。

 

シニア専門求人メディア「シニアジョブ」の保育関連求人

シニア専門求人メディア「シニアジョブ」の保育関連求人の調査結果が発表されました。

保育士求人が多く、資格が重視される一方で、70代や未経験者歓迎の求人も存在します。

定年や年齢上限も高めに設定され、シニアが歓迎される傾向が見られます。

また、有資格者の応募が少ないことや、保育園での送迎ドライバーや調理、看護師など様々な求人も存在します。

 

シニアの保育関連求人の傾向

保育関連のシニア向け求人に関する調査結果をお伝えします。

保育士求人が全体の約80%を占め、保育士不足が深刻な状況です。

保育士求人では未経験者歓迎が多く見られますが、資格を持つことが求められる傾向もあります。

求人の半数以上が定年制限を設けず、60代や70代でも働ける環境が整っています。

雇用形態は主にパートが多いですが、一部正社員の求人も存在します。また、保育園長の求人もあります。

保育関連のシニア向け求人は多岐にわたり、幅広いニーズに対応していることがわかります。

 

具体的な職種別の傾向

保育士

保育士の求人が全体の78.4％を占め、保育士不足の現状が浮き彫りになります。

保育士求人では契約社員の雇用形態も一部見られますが、無資格OKの求人は少なく、有資格者が求められる傾向があります。

保育士の定年65歳以上が56％、再雇用年齢制限なしも50.5％と高くなっており、長く働き続けることができる可能性があります。

保育補助

保育補助の求人は全体の15.1％にとどまり、パートの求人が全てです。

保育補助の求人は年齢に関しては60代歓迎が95.2％、70代歓迎も47.6％と高く、年齢が高くても活躍できる環境です。

無資格OKの求人が76.2％、未経験無資格OKも33.3％と、多くの人にチャンスがあります。

幼稚園教諭

幼稚園教諭の求人では正社員が66.7％、パートが33.3％となっており、正社員求人の割合が高いです。

年齢に関しては60代歓迎が66.7％となっていますが、70代歓迎の求人は見当たりません。

また、未経験無資格OKが66.7％と、意外と無資格でも働けることがわかりました。

上記以外のその他の職種はほぼすべて保育園園長の求人で、どれも無資格未経験OKとのことで、他業種からシニア層が保育園運営に関わるチャンスとなっています。

 

応募者の現状

 

保育園での送迎ドライバーや調理、看護師などさまざまな求人も存在していますが、保育士求人をふくめ、有資格者の応募が少ないことが現状です。

シニア専門求人メディア「シニアジョブ」は、50歳以上のシニアに特化した求人サイト。

求人の対象は50歳以上の応募者を受け入れる企業に限定されています。サイトでは、求人企業の平均年齢や50代・60代・70代以上の従業員数など、シニアの活躍状況に関する情報も提供されています。

そのシニア向け保育関連求人への応募において、無資格者や未経験者が多くを占める一方で、保育士や幼稚園教諭の資格を持つシニア求職者は、保育以外の求人への応募や登録のみの割合が高いことがわかりました。

保育士や幼稚園教諭の有資格者であるシニアの方々だけでなく、資格のない方々も諦めずに応募することは重要です。

どちらの方も積極的に応募することで、新たなチャンスが広がる可能性があります。