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施設の子どもたちに絵本を贈ろう!「JETBOOK作戦」

子どもの頃、誰にでも夢中になって読んだ絵本があったはずです。今、施設の子どもたちに「あなたの中の最高の一冊を施設の子どもたちに贈ろう」と、クラウドファンティングのプロジェクトが立ち上がっています。

 

「JETBOOK作戦」
クラウドファンティングのウエブサイトはこちら
https://readyfor.jp/projects/JETBOOK

 

▼発起人は児童養護施設で育った18歳の大学生

 

このプロジェクトを立ち上げたのは、児童養護施設で育ち、今年の春に大学に入学した18歳の女性。仲間とともに立ち上げ、5月末まで寄付を募っています。
児童養護施設では、自由に本を読んだり情報に触れたりする機会が限られます。そんな施設の子どもたちに、本を通じて発見の機会を増やし、社会に関心を持ってほしいとの願いを込めています。

 

▼施設では本の数が限られており、もっと読みたいと願う子が多い

 

発起人の女性はもともと本が好きだったのですが、高校時代のバイト代は進学の費用に充てなければならず、図書館に通ったりしていたそうです。
施設の子はもっと本を読みたいと思っている子も多く、教科書を読みたいと願う子もいたそうです。

ネット環境も施設によって異なります。この発起人が育った施設には自由に使えるPCがありませんでした。高校2年でスマホを持つまでインターネットを使う機会も少なかったといいます。
昨年SNSで発信したら、経済的に苦しい家庭の子にプログラミングを教えるNPO法人で理事長を務める平井さんや施設の出身者、里親の元で育った若者を支える人などから連絡が届いたとのことです。

 

▼本を通じて施設の子どもにもっと社会とのつながりを持ってほしい!

 

発起人の女性は、一般人が施設に本を贈るプロジェクトを思いつきました。当初は未成年のため施設の職員から心配されましたが、話し合いの末了承、昨年の12月にツイッターで呼びかけました。
そうすると、約300人もの人が本を贈ってくれたとのことです。
絵本や児童書ばかりではなく、子ども向けの職業に関する本やお金のことを解説した本など多岐に渡り、届いた本を施設に贈ることができたそうです。
また、贈った人にはその本を選んだ理由や思いについて書いてもらい、しおり印刷して本に挟んだそうです。

 

▼児童養護施設で暮らす18歳未満の子どもたちは約24,900人

 

様々な事情で親元を離れて暮らす子どもは、2019年3月末時点で日本全国に約24,900人もいます。
発起人の女性はクラウドファンティングを立ち上げて資金を集め、寄付した人が選んだ本を贈ることになりました。
現在、1万冊の本を100か所の施設に贈ることを目標に、5月末まで寄付を募っているそうです。また、3,000円以上寄付した人は贈る本を選ぶことができるそうです。

 

2021年5月22日(土)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

 

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