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小児科の受診控えで「ちょっとした育児相談」が減ってしまった

新型コロナウイルスが猛威を振るって早2年、様々な医療機関では受診控えがおきました。小児科も例外ではありません。
ある現場の医師は、受診や予防接種と同時に保護者から受ける育児相談に乗るのも仕事の一つと考えていたそうです。しかし受診控えのため、相談に乗る機会が減ってしまったことを危惧しているそうです。

 

▼小児科医は病気の診察だけではなく、色々な育児相談に乗っていた

 

神奈川県小田原市の横田小児科医院の横田院長は、受診控えで病院の収入が減ってしまったことも大きいけれども、他に気になることがあると語っています。
それは、子どもの受診や予防接種の時に、育児で悩みがあったり不安があったりする保護者に寄り添って、相談に乗ってあげることができなくなってしまったことだと語っています。
風邪で受診しても、皮膚炎の相談に乗ったり、言葉の遅れ、睡眠、食事などの生活全般の悩みに寄り添ってサポートをしています。そのため、保護者がストレスを抱えたままではないかと心配しているとのことです。

 

▼医院では万全に感染対策をして安心して受診できる環境を整えたい

 

保護者にとっても、かかりつけ医に何でも相談できる環境はありがたいです。これによって保護者の育児不安を少しでも解消できれば、母子の心身の健康のためには大切なことでしょう。
こちらの医院では感染対策を念入りに行い、子どもも保護者も安心して受診できるように環境を整えているそうです。
例えば発熱している子どもの場合は事前に聞き取りを行い、混んでいる診察時間をずらすようにしています。また、子どもは色々なところを触るため、手の届きそうなところ毎日消毒をしているそうです。

 

▼大人と密着して過ごす子どもは、どうしても一緒に感染してしまう

 

他人と距離を取らなければならないことが理解できて実践できるのは、ある程度大きくなった子どもでしょう。子どもは抱っこして受診・診察するため、医師や看護師に密着するので、一緒に感染してしまうことが多いそうです。
来年の3月から5歳以上にもワクチン接種ができる環境が整うとのことです。しかし、保護者が感染してしまったらこどもの面倒は誰が見るのか、そう考えるとどうしても神経質になってしまうのも理解できます。
小児科の医師らは、子どもの予防接種は控えずに必ず受けてほしいと発信しています。また、むやみに受診を控えて子どもの病気を見逃してしまったらいけませんので、過度に怖がらず、必要と感じたら小児科を受診しましょう。

 

2021年12月19日(日)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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