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我が子が笑顔で通える学校へ・・・特別支援学校の開校が相次いでいます!

障害を持つ子どもの就学先に頭を悩ませる保護者はとても多いようです。
少子化で子どもの数が減り、学校の統廃合が相次ぎますが、障害のある子どもたちが通う特別支援級は増えており、2018年度以降、全国で17校が開校。さらに36校の新設計画があります。
障害を持つお子さんが通っている保育園は多く、保育士が相談を受けることも多いようです。

▼支援級に通う子どもは、この2年で2割増加

文部科学省によると、全国の小中学校に通う児童生徒は1985年がピークで2226万人いました。
しかし、2019年度は1280万人。学校自体も42,000校から35,000校に減りました。
一方で、支援級に通う子どもは、2009年度には117,000人だったのに対し、2019年度は144,000人に増え、知的障害のある子どもが約9割を占めています。
学校は116校増えて1146校となっています。

▼国が進めてきた「インクルーシブ教育」

国は2013年に学校教育法の施工令を改正し、障害のある子どもとない子どもが一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」を推進。子どもの就学先を決める際に、保護者の意見が反映されるようにしました。
文部科学省の調査では、全国の支援級で、3162教室が不足していました。現在国の有識者会議では、支援級が最低限備えるべき施設などの設置基準を作るように求めており、検討中とのことです。

▼特別支援級で学ぶ子どもはこの10年で倍増

就学時に検診を行うようになったことで、子どもの障害が見つけやすくなったことも理由のひとつです。
また、通常級に通いながら校内の特別支援学級で学ぶ子どもも、この10年で倍増しているとのことです。
2017年度の調査では、どちらでも入学できる障害の重さ、と判断された約1万人の子どものうち、約7割が支援学校を選びました。
また、高校にあたる高等部で特に生徒が増えているとのことです。

▼子どもの特性に合わせた教育を期待する保護者

支援学級が増えた背景について、子どもの特性に合わせ、より専門的な教育に期待する保護者が増えたことが要因では、としています。
また、高校を卒業したら就労する子どもが多いこともあり、実際に就労を想定した専門の授業がある高校もあるとのこと。
福士事務所などに就職することを期待する保護者が多いそうです。
もちろん、通常の学校にも生徒一人ひとりに合わせた授業ができる少人数学級を設けるなどしていいかなければならない、と都留文科大学の堤英俊准教授は語っています。

2020年8月24日(月)朝日新聞朝刊より出典

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