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乳児保育とはなにか?
乳児保育とは、保育所において乳児から2歳までの子どもに対して行われる保育を指します。今回は、乳児保育についてご案内いたします。
■0~2歳は大切な時期
乳児保育は、女性の社会進出や就労スタイルの多様化が進む昨今、育児休暇を1年間取得できない方や産後すぐに職場に復帰される方が利用しています。
0歳から2歳までの乳幼児は、寝たままの状態から、首が座り、お座りからハイハイ、つかまり立ちを始め、伝い歩きをするうちに、立って歩くことを覚えます。
食事も、母乳やミルクから離乳食、やがて大人とほぼ同じような食事ができるまでになる成長が著しい時期でもあります。
また、知能として喃語から、徐々に意思を持つ言葉を話せるようになり、1人遊びを行い、やがてお友達とのコミュニケーションを持つようになります。
また、排泄面でも、オムツからレーニングによってオムツが外れ、トイレで用を足すようになります。
■子どもの個性を把握しながら保育していくことが大切
このように0歳から2歳の頃は、基本的なことが自分でできるようになる、非常に大切な成長の時期です。そのため、乳児保育は“保育の原点”とされています。
保育園で1日のほとんどを過ごす乳幼児によって、日常生活に影響を与えるのは常に寄り添う保育士です。
保育士は離乳が始まった子どもに美味しく食べることや立ち歩き、トイレトレーニングなど一人ひとりの個性に合わせて根気よく身につけさせていかなければなりません。
いくらいわゆる赤ちゃんであっても、子どもにはさまざまな個性があり、母親と離れている精神的な不安から泣いたり、抱っこをせがまれたりすることもあります。
そんなときは、子どもに寄り添い、可能な限り希望を尊重することが大切です。
■保育所の役割を考えて行動をしよう
0歳から2歳の乳幼児を預かる保育所では、子どもたちが安らかに1日を過ごし、お迎えにきたお母さんやお父さんと家庭でも安心して過ごせるような保育を心がけましょう。
保育士・保育所が一体となって、生活面、精神面ともに、家庭と同じように温かな環境づくりを務め、子どもの健やかな成長を見守っていくことが大切です。
その際、家庭と連携を上手に取り、保護者と情報を共有していくことを忘れてはいけません。