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いつも遅刻ばかりの親子。悩む保護者対応

いつも遅刻ばかりの親子。悩む保護者対応

保育園に、当たり前のような顔をして遅刻をしてくる親子。
保育園では日々のスケジュールが決まっており、そんな中で遅刻されてしまうのは、正直に言って困ってしまいますよね。
しかし、保護者にどう話したら良いのか悩んでいる保育士は多いもの。
見て見ぬふりをしているという声も耳にします。
だからと言って、他の子どもたちに影響がないわけではありません
今回は、遅刻する親子に対しての保護者対応を見てみましょう。

寝たのが遅くて、寝坊しちゃいました

「子どもが寝たのが12時近くで、遅刻しちゃいました」と悪びれることなく言われてしまうと、どう反応して良いのか悩みますよね。
それが頻繁にあると、子どもの生活習慣が心配にもなってしまいます。
寝坊すると、朝ごはんを食べる時間が下がってしまいがち。すると、お昼ごはんの時にはまだお腹がすいていなくて、残してしまうことに。
中には、次のおやつの時間が来る前にお腹が空いてしまい、お昼寝ができず困ってしまう子どもも。
また、逆に寝坊して朝ごはんを食べずに来てしまい、お昼ごはんの前に空腹を訴える子どもの姿も見かけます。

直接注意しづらいならば、「子どもの睡眠について」のプリントを作成して、保護者に配布してみるのはいかがでしょう。
しかし、忙しくてそんな時間が取れない場合は、直接お話しするしかありません。
「そんなに寝るの遅くなったんですか!?」と大げさに驚いてみたり、「最近〇〇ちゃん、お昼寝の時間になっても眠くないって言って困っているんです。ご家庭ではこんな時どう対応されてますか?参考にしたいので教えてもらえませんか?」と保護者に相談してみたり。
「寝るのが遅くてもいいやー」と思っていた保護者に「あれ、もしかして良くない?」と気付いてもらえるように話したいところです。
また、正直に「本当に申し訳ないのですが、事前説明にもあったように登園時間は9時までと決まっているんです。その後は朝の会をしてお散歩に出るなどスケジュールが決まっていますので、お母さまは大変かと思いますが、ご協力をお願いいたします」と頭を下げてしまう方法も。
上から話すのではなく、下てに出て話すと、反感を持たれづらくなります。

子どもがぐずって遅くなりました

子どもがぐずってしまって手に負えない・・・
その時の阿鼻叫喚具合は、子どもをもつ親なら想像できるのではないでしょうか。
子どものいない保育士でも、普段から子どもと接していると、何となく状況が想像できますよね。
親も、初めての癇癪ならば、どう対応して良いのか分からず、刻々と過ぎていく時間にただ焦ってしまうもの(2度目以降でも途方に暮れますが)
会社も遅刻することになり、大変だったんだろうなと同情してしまいます。

子どもがぐずってしまい遅刻してしまった保護者を責める必要はありません。
しかし、遅刻連絡が入っていなかった場合は、次回から必ず連絡をもらえるようにお願いしておきましょう。
また、保育士から「時々なら、子どもの身支度が整っていなくても連れてきて大丈夫ですよ」の一言があると、保護者はほっとします。
癇癪を起して、髪はボサボサ、服はパジャマのまま、朝食も一口しか食べていない。そんな状況では保育園に連れて行ってはいけないと思っている親は多いものです。
もちろん、いつもその状況なら困りますが、時々なら大丈夫!という保育園は多いのではないでしょうか?
また、保護者へ「子どもは完全に目が覚めないと、ご飯が食べられない・身支度ができないという子が多いので、もう少し早く寝て、早く起きるようにすると楽になりますよ」というアドバイスをするのもおすすめです。
とは言え、働くお母さんにとっては、今寝かしつけている時間がギリギリで、これ以上早くなんてできない・・・と言う方もいるので、言葉選びに気を付けてください。
あまりにも遅刻が多いようなら、保護者とじっくり話をして、癇癪の原因と対処法を突き止められたら良いですよね。

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