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子どもに伝わる言葉のかけ方とは?

たくさんの言葉を覚える子どもたちに、保育士はどのようなことに気をつけて話しをすれば良いのかをご紹介いたします。

【子どもの発育における言葉】

子どもの発育において重要な言葉。言葉の発達には個人差があり、周りの大人からたくさんの影響を受けて言葉を覚えていきます。特に2歳から2歳半頃の子どもは、言葉を話すことが多くなる「言葉の爆発期」と呼ばれる時期。たくさんの言葉を覚える子どもたちに、保育士はどのようなことに気をつけて話しをすれば良いのかをご紹介いたします。

【子どもに伝わる言葉のかけ方とは?】

保育士が子どもに対して言葉を教える際には、感情をしっかりと言葉で表現できるようにさせなければいけません。ただ単に保育士の言葉を復唱させるだけでは、言葉の意味を伝えていることにはなりません。言葉を覚えていく過程で、その感情に合った言葉選びをすることが、子どもの成長に繋がります。悲しいことがあった際に泣くといった行動で感情を表現していた子どもに対して、言葉で相手に悲しい感情を伝えられるようにしてあげましょう。

【疑問言葉と曖昧言葉は子どもに伝わっていない?】

子どもに話しかけるときに、疑問言葉や曖昧言葉を使っていませんか?たとえばおもちゃを独り占めしている子どもには「どうして皆で使わないの?」と、おもちゃを独り占めさせないようその子に考えさせるために疑問言葉を使っているかもしれません。
しかし多くの子どもは、疑問言葉ではやってはいけない理由を考えることができません。おもちゃを独り占めすると他の子が遊べなくなってしまうということを、教えなければいけないのです。物事を考えさせることも重要ですが、まずは保育士が言葉でルールを教えてあげましょう。
同じように、曖昧言葉も子どもに伝わっていないことが多くあります。「いっぱい」や「ちょっと」などの言葉を数値化しようとすると、大人でさえ基準が曖昧で、表現としては分かりにくいのではないでしょうか。子どもへの伝え方は、具体的な行動に示しましょう。

【具体的に理由を伝える】

子どもに物事を伝える時には、疑問言葉と曖昧言葉は避けて具体的な言葉を使いましょう。
保育士が具体的に物事を子どもに伝えることができなければ、子どもも正しい言葉を理解することができません。感情を表現できるような言葉を選び、子どもに伝えましょう。
たとえば、給食を残した時に無理をさせて、いきなり全部食べさせるのは間違った教育です。嫌いな食べ物を克服させたい時は「あと一口食べてみよう」と話すと、子どもは頑張って一口なら食べてくれるでしょう。次に同じ状況になった時も「今日は二口頑張ろう」と子どもに具体的な目標を意識させることができれば、言葉の意味を理解しながら成長できます。

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