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子育て情報をつなげて30年!月刊「お母さん新聞」

新聞離れが進む中、人気が衰えない業界新聞があります。それは、「月刊お母さん新聞」。読者も記者も子育てをする母親で形成されており、今では全国で15万部を発行するまでになりました。

 

▼お母さん大学へ入学

 

お母さん業界新聞は横浜市に編集部があります。ユニークなのは、お母さん大学への入学と購読がセットになっていること。この購読料と協賛企業による新聞の買取で運営資金を得ています。
月7万部の全国版と、記事の一部を地元の話題にしたエリア版があります。エリア版の好調で、横浜版が5万部、大阪・静岡・福岡が各1万部発行されています。

 

お母さん大学
https://www.okaasan.net/
tel:045-444-4030

 

▼お母さんを笑顔にしたい!から始まった

 

始まりは一人の母親から。客室乗務員としてバリバリ働いていましたが、結婚、三児を出産した、藤本裕子さんが発起人です。
藤本さんは当時を振り返り、「子育てはやりがいはあったけれども社会と隔絶されている気持ちになった」と言っています。
これは今現在子育てをする母親にも共通する思いかもしれません。
新聞は子育て情報の他、互いが共感できるようなエピソードの紹介に力を入れているそうです。
編集には30代から50代までおり、子育てを終えた世代でも思い出を振り返ったりすることでわかい母親の心をほぐすことにも一役買っています。

 

▼毎月送られてくる新聞がテキストで、先生は我が子という設定

 

新聞の発行にかかわるお母さんは、「子連れでのお出かけは大変だけれども、楽しく手伝いができるし、みんな子供にやさいいので、参加したくなる」と言っています。
お母さん大学に入学すると同時に記者になる母親たち。子育てのエピソードや悩みなどをお母さん大学のインターネットサイトに投稿できます。その中から記事になることもあるのだそう。
各お母さん記者は日常のさまざまな子供とのやり取りなどを載せるうちに、「これもネタになるな」「記事になるな」と思いながら過ごすこともあるそうです。そうすると子育てが楽しくなったり楽な気持ちになったりするのだとか。
胸の内を出すことですっきりする母親はたくさんいるでしょう。

 

▼子育ては究極の人材育成

 

学校で学ぶことが全てではないことを子育ては教えてくれます。お母さん新聞は、子育てを工夫して楽しむための方法がたくさんあふれています。
保育士を目指す人にとって、お母さんを笑顔に出来るヒントがたくさん隠れているのかもしれません。
お母さんが笑顔になれば子供も必ず笑顔になれます。業界紙「お母さん新聞」もっと人気が出て発行数が増えるといいですね。

 

 

2020年5月6日(水)朝日新聞朝刊より出典

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