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出入り自由&無料!鎌倉市梶原「かまくら冒険遊び場・梶原」

2019年11月に、鎌倉市梶原に鎌倉市とNPO法人 かまくら冒険遊び場やまもり が運営する「かまくら冒険遊び場・梶原」がオープンし、話題になっています。どんな施設なのでしょうか。

 

▼「梶原子ども会館」と隣接する市の土地を活用する形でスタート

 

NPO法人「かまくら冒険遊び場やまもり」は、1999年から市内の緑地などを借りて月に2回ほど出張の遊び場を開催してきました。焚火やペットボトルロケットなど、住宅地の公園で子供たちだけではできないことが大好評で、多い時には300人を超える親子が集まったそうです。
この度念願がかなって、常設の「かまくら冒険遊び場・梶原」が開設。鎌倉市と協働で運営しています。子供たちのやってみたい気持ちを存分に解き放てる場ができたとあって大好評だそうです。

 

▼出入りは自由で無料!地域の保護者2,3名が見守り

 

「かまくら冒険遊び場・梶原」は、毎週火・水・金・土のAM10:00~PM5:00まで開かれています。見守りはその地域の保護者らがやっていて、ケガをしないように道具の使い方を教えたり、外遊びをサポートしたりしています。
禁止事項はなるべく排除。子ども自身が危ない・危険と感じる感覚を大切にしているとのこと。
見守る大人は「お口チャック」と「手は後ろ」が基本スタンス。子どもの自主性を重んじ、ゆるく見守っています。子どもにとって少々のケガをすることだって大切な経験と捉えて、おおらかに見守っているとのことです。

 

▼遊び場の減少・共働きの増加・酷暑の夏休み・危険が潜む街中

 

近年、子供の遊び場は減っていると言われています。さらに「サッカー禁止」「騒がない」など公園の意味を成すのかと思う所もあります。
また、共働きの増加に伴い学童保育は定員オーバー。夏休みは酷暑で外遊びができず、街中には不審者情報もあります。
それなのに「子どもの体力が落ちている、保護者は何をやっている」と言われても困ります。
全天候型で自由に出入りできて安全に遊べる場所が求められています。この「かまくら冒険遊び場・梶原」は現代の社会事情にマッチした施設であることには変わりありません。今後他の自治体でも開設されればいいですね。

 

▼多世代が交流する場として発展させたい

 

開設から2ヶ月ほど経ちましたが、大きなけがの報告はないとのこと。順調に運営されているようです。
ここでは学校や世代の枠を超え、地域の仲間として仲良くなることがあるそうです。
元気な子どもの姿を見に高齢者がおとずれたり、乳幼児が保護者と遊びに来たりと、大人同士のコミュニティもできつつあるとのこと。
元の目的は子育て支援ですが、多世代が交流できる場として発展していくでしょう。地域の拠点として大切な役割を担っていけば、全国に広がるのではないでしょうか。

 

 

2020年1月11日(日)朝日新聞朝刊より出典

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