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冬のかさかさにご用心!子どもたちの乾燥対策

気温が下がり、空気が一気に乾燥する冬。子どもたちは大人よりも皮膚が薄く、水分を保つ力も弱いため、肌の乾燥やかゆみが起こりやすい季節です。
「かきこわし」「ひび割れ」「赤み」などのトラブルを防ぐためにも、日頃のケアが大切。保育園でできる乾燥対策を、年齢に応じたポイントを交えてご紹介します。

 

子どもの肌は大人よりデリケート

子どもの皮膚は、大人の約1/2の薄さと言われています。水分を保持する力が弱いため、少しの刺激でも赤くなったりヒリヒリしたりしがちです。乾燥が進むと、以下のような症状が。つまり、乾燥対策は 感染症予防にもつながる 大切なケアなのです。

・かゆくなる → 引っかく → 皮膚がさらに傷つく
・バリア機能が弱まる → 風邪やウイルスが体に入りやすい状態に

保育園でできる乾燥対策

① 室内の湿度管理
暖房をつけると、室内はすぐに乾燥します。湿度は40〜60% を目安に調整しましょう。湿度が適切だと、風邪もひきにくくなります。
ポイント・加湿器を使う・洗濯物を室内に干す・水を張ったボウルを置く(簡単に加湿できる方法)

② こまめな水分補給
「冬は喉が渇きにくい」ため、水分補給が減りがち。体内が乾燥すると、皮膚の水分も不足します。ちょっとした習慣の積み重ねが大切です。
声かけ例・「お散歩から帰ったらお水を一口飲もうね」・「おやつの前に小さなお水タイム」

③ 手洗い後はしっかり保湿
手洗いは感染予防に欠かせませんが、同時に皮脂も洗い流してしまいます。園で使うハンドソープは 低刺激のもの を選び、手洗い後には 保湿クリーム を。
・手洗い場の近くに保湿剤を設置・「くるくる、ぬりぬり」と声をかけ、保育者と一緒に塗る・乾燥しやすい指先と手の甲を重点的に

④ 衣服の素材に気を付ける
ウールなどチクチクする素材は、肌の乾燥やかゆみを悪化させることがあります。インナーは 綿素材 が安心です。園便りで保護者に一言、「肌が乾燥しやすい時期ですので、肌着は綿などやわらかい素材がおすすめです。」などと添えると良いでしょう。

年齢別の声かけ・かかわり方

習慣として身につくと、小学校に上がってからも自分でケアできるようになります。

年齢別かかわり方のポイント
・0〜1歳 保育者がこまめに肌の様子を観察。特に口まわり・首・ひじ内側。
・2〜3歳 「一緒にぬろうね」と共に動作しながら習慣づける。
・4〜5歳 「冬はお肌が乾くから、優しく塗るといいんだよ」と 理由も説明。

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