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中途採用で倍率13倍!保育士に人気の保育園とは

慢性的な保育士不足に悩む保育園はたくさんあります。

待遇や精神的負担に追い込まれた保育士が病んでしまったり、罪のない子どもたちに手を上げてしまったりという痛ましいニュースもあとを絶ちません。

そんな中中途採用で採用希望者の倍率が13倍という驚くほど保育士に人気の保育園があるのです。

どういったところが他の保育園と違うのでしょうか。

 

保育士が働きたくなる保育園づくり

保育士の人手不足が深刻な課題と言われているなか、東京・杉並区で6つの保育園を運営する社会福祉法人 風の森は、2022年の保育士の中途採用の倍率が13倍に。

それは保育士が働きたくなる保育園づくりができているからです。

保育士の心に余裕がないとそれは保育に直結しがちです。

心に余裕がないと人間関係もうまくいきません。

人間関係がうまくいかないということは、保育者間、保育者と保護者間がうまくいっていないということ。

そうなってくるともう転職しか考えられない保育士がほとんどです。

保育士が働きたくなる保育園づくりは保育士が心に余裕ももって働ける職場ということに繋がります。

 

一般企業では当たり前の待遇がされない現状

・休憩が60分取れる

・残業がない(持ち帰りの仕事がない)

・年間休日が125日

・祝日も含めて完全週休2日制

上記は一般企業では当たり前といっても過言ではないでしょう。

しかし、保育業界では難しい待遇です。

保育現場経験がない保育士は、「休憩がとれないのは当たり前」「残業や持ち帰りの仕事があるのは当たり前」「休日出勤・代休なしは当たり前」という考え方を先輩保育士から刷り込まれるケースが多いでしょう。

それほど保育士の仕事は大変なのです。

国の配置基準を守っていても、それでは保育士自信はもちろん子どもたちの生命を守ることも危ういでしょう。

0歳児の子ども3人に対して保育士ひとり、3歳児では子ども20人に対して保育士ひとりなどといった国の基準が定められていますが、子どもたちのお昼寝の時間に事務作業をしつつ、午睡チェックを5分ごとに行わなければならないため保育士には休憩がありません。

寝ている間の事務作業も終わらないため残業や持ち帰りになってしまうのです。

 

保育士にヒアリングして待遇改善

件の保育施設でもスタートは配置基準で運営していたとのこと。

しかし目の前の保育士は残業続きで休憩もとれず疲弊していくばかり。

そこで保育士にヒアリングをして、待遇改善を図ることにしました。

国の基準の1.5倍に配置人数を増やした結果、やっと働き方改革につながったとのこと。

現在は配置基準の2倍以上の保育士を配置されています。

保育士は休憩がとれるし、保育を行う時間以外で事務作業を行うことができます。

今ではEXCELなどを使って行う事務作業を行う事務スタッフも雇っているそうです。

今後も現場の声を聞きつつ保育士が働きやすい保育園として進化していくでしょう。

 

昨今の新卒の保育士や資格を取得したばかりで現場経験がない保育士が「これが保育士の当たり前」と思うことを覆すことが、保育士が働きたくなる保育園づくりといえるのではないでしょうか。

福祉の精神から成り立っている保育園だからこそ、声高に戦えないという側面もあります。

しかし、働き方改革を促すことで保育の質向上につながり、子どもたちの健やかな成長にもつながっていくのではないでしょうか。

 

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