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無理に食事に置き換えない!離乳食は母乳・ミルクに「足す」から!

なかなか食べてくれない、偏食で一つの物しか食べない・・・赤ちゃんの離乳食にまつわる悩みは尽きません。
でも上手く進めるコツはあります。いったいどんなことをすればいいのでしょうか。

 

▼多くの親が離乳食で悩んだ経験がある!

 

2015年に厚生労働省が乳幼児栄養調査を行いました。その結果、親の7割が離乳食で困った経験があると答えています。
理由をたずねると、「作るのが負担に感じる」「小食・偏食」「母乳やミルクの方を好む」など。
離乳食でつまづき、育てにくさを感じてしまい、育児に不安を感じる親は多いことが分かりました。
赤ちゃんにとって離乳食は、母乳やミルクの味からほかの味を体験する大切な機会です。
親子で楽しく進められるような支援や情報の共有は必要だと感じます。

 

▼体重が増えなかったり、1歳近くなっても食事に全く興味を示さなかったら受診を

 

離乳食を始めたのに体重が全く増えなかったり、生後9か月頃を過ぎても食事を全く受け付けなかったりなど、極端な状態が続いたら、迷わず病院を受診しましょう。
「普通」とか「一般的」という言葉をうのみにしないことです。離乳食に正解はなく、画一的な方法もありません。
一人ひとりの発達や個性に合った進め方をして行きましょう。周りの赤ちゃんと比較しないことです。

 

▼離乳食は「食事に置き換える」のではなく「母乳やミルクに足す」補完食

 

離乳食は、赤ちゃんから無理やり母乳やミルクを引き離す行為ではありません。置き換えようとすると上手くいかず、ストレスになります。母乳やミルクを無理に減らす必要は全くありません。
「母乳やミルクに足す補完食」と考えれば気持ちも楽になりますし、うまく進まなくてもストレスが減ります。

赤ちゃんはハイハイをして動き回るようになると、母乳やミルクだけではエネルギーが足りなくなります。離乳食はそんな赤ちゃんにとって足りない栄養素を補うものと考えます。
この考え方はWHO(世界保健機構)でも推奨されており、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」には2019年から盛り込まれました。

 

▼離乳食で意識するのは「鉄分」と「エネルギー」

 

ミルクやフォローアップミルクには多少鉄分が含まれてるいますが、母乳では鉄分が不足しがちになってしまいます。そのため、完全母乳の赤ちゃんは生後6ヶ月頃から鉄欠乏性貧血になってしまうことがあります。
離乳食は赤ちゃんが好む白身魚や果物、おかゆから始めますが、それだけだと鉄分が不足してしまいがち。赤身の魚や肉を積極的に与えましょう。
粉末タイプのベビーフードを足したりし、うまく鉄分やエネルギーを補いましょう。

 

 

2021年5月1日(土)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

 

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