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保育士の仕事のいろは
保育士の仕事とは、ご家庭で保育ができない状況のお子さんに対し、保護者に代わって接し、心身の成長を見守ること。でも仕事として従事している以上、子育てに関するさまざまなことを意識しなければなりません。
ここでは保育士の仕事のいろはについてご説明します。
[ 月齢が低いお子さんへ:身の回りの世話をする]
一般的に月齢の低い0,1,2歳児クラスのお子さんは、自分で食事や排泄がままならない子も多いですし、言葉が話せない子もいます。保育士の伝えたいことが理解できないケースもあります。自分で何かを訴えることがなかなか難しい月齢だからこそ、普段からその子の様子を注意深く見守り、身の回りの世話をする必要があります。
あまり無理をさせず、その子の行動や顔色、声の様子などからその子の気持ちをくみ取る必要があります。
[月齢が高いお子さんへ:就学前に基本的な生活習慣を身に付けさせる]
月齢が高い3,4,5歳児は、自分で自分のことがかなりできるようになります。ただ個人差が大変大きいので、周りと比較せずその子なりの成長を見守る根気が必要です。
「自分でできた」という満足感や成功体験、自己肯定感が得られるようにサポートし、自信を持って小学校に通えるように促します。
来年度小学校に上がるお子さんに対しては、昼寝を廃止し、食事・排泄・睡眠などのリズムが整うようにサポートします。
[集団生活を通じて社会性を身に付けさせ、心身の成長をサポートする]
小学校に上がったら集団生活が基本。大人になって社会人になっても常に協調性やコミュニケーション能力は必要とされます。
もちろん大人のように周りの空気を読んで行動したり発言したりすることは難しいですが、ある程度のルールを理解させ、さまざまな行事に参加させながら、友達や地域社会と関わらせ、社会性を学ばせることはとても重要です。
また、周りの大人が見守っているよ、という安心感は、心身や情緒の発達に大きく影響します。
[保護者との連携、事務処理など]
保育士は育児について専門的に勉強して資格を取得したプロフェッショナルです。ですが保護者という目線で子どもを見る親御さんとは、多少見方に違いがあることも。よって、保護者との連携やコミュニケーションは大変重要です。
一般的にはお子さんごとに連絡帳を用い、日々情報交換します。保護者の疑問や不安に寄り添ってサポートしながら、お子さんが日々笑顔で園に通えるように相互に協力していくのです。
また、自治体への提出書類作成や事務処理、行事の準備などもあります。子どもと接する以外の雑務時間も勤務時間に含まれます。