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新型コロナワクチン、あなたは子どもに接種させますか?

厚生労働省は、来年の2月から5~11歳の子どもへの新型コロナワクチン接種を始めるとし、各自治体に準備をするように通知しました。
現在、オミクロン株の感染拡大が懸念されるところです。海外では猛威を振るっている地域もありますし、年末年始で人の移動が増えれば、日本でも間違いなく広がるでしょう。
あなたは自分の子どもに接種させますか?それとも見合わせますか?

 

▼mRNAという新しい技術を使ったワクチン、不安がないわけではない

現在日本の感染状況は落ち着いていますが、ワクチンの2回の接種率が7割程度に上がったことや、マスク、手洗い、消毒などが徹底されていることが大きいとされています。
しかし、mRNAという新しい技術を使ったワクチンに対し、メーカーは安全性をうたっていますが、小さな子どもへの接種は推進する保護者とためらう保護者に分かれているようです。

保護者の胸中は複雑なようです。「自分たちは副反応が軽かったので子どもにも早く打たせたい」「小学校に上がる前に打たせたいけれども、夫が反対している」「早く治療薬が手に入るようになり、接種しなくても済む状況になってくれることを望む」このような声が上がっています。
また、持病のために接種できない子どももいれば、接種しなければリスクを伴う子もいます。

 

▼子どもは重症化しにくいと言われているのは事実だが

 

昨年の流行しだした時から、10代以下は観戦しても重症化しにくいと言われてきました。
ワクチンは重症化を防ぐのが主な目的です。もともと重症化しにくい子どもに打つ必要はないのでは、という考え方もわかります。
また、ワクチンの安全性はここ2年程度しか検証されていません。10年後20年後に本当に副作用がないとは言い切れません。
体が成熟している大人と成長期の子どもは同じと考えるのもナンセンスでしょう。
子ども自身が接種を選択するには知識・経験が不足しており、保護者の意向によって意見が分かれるでしょう。
これは、本当に答えのない問題。個々の家庭で判断していくしかないでしょう。

 

▼ファイザー社はアメリカにて深刻な副反応の報告はない、と公表

 

アメリカでは11月からファイザー社製のワクチンについて5~11歳への子どもにも接種を推奨しています。
大人用に比べて量は1/3、3週間開けて2回接種します。有効性は90.7%。接種後にブレークスルー感染する子どももいたそうですが、症状は軽く済んだとのことです。約3,100人に接種して経過を観察したところ、深刻な副反応は報告されなかったとのことです。

 

▼学校での集団接種は推奨しない方向で

 

先月、厚生労働省内で専門家らによる分科会が開かれました。「打てる機会を確保することは重要」としながらも、「積極的に接種を進めることには慎重になるべき」という意見も出たそうです。

また、学校での集団接種は、同調圧力を生む恐れがあるとして推奨しないとのことです。
子どもが学校で友達同士で「打った」「打たない」の話題が出ることは必須。「どちらの意見も尊重されるべき」「個々の家庭の判断にゆだねる」といった考え方は子どもには難しいかもしれません。
接種した子どもとしない子どもとで分断が起きないように配慮していく必要がありそうです。

 

2021年12月6日(月)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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