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新型コロナワクチン、5歳以上も接種対象になる?

新型コロナのワクチン接種について、米国では世界に先駆けて、5~11歳に広がる見通しとなりました。副反応が心配という声は依然多いです。しかし、持病のあるお子さんの保護者は、接種させたいと思っている人も多そうです。
5歳となると年長さんに相当します。いずれ保育園でもその話題が出るようになるかもしれません。

 

▼全米では11月初旬に接種開始か?

 

ファイザー社がFDA(米食品医薬品局)に提出した資料によると、臨床試験には5~11歳の約2,200人が参加し、3週間開けて2回接種、量は大人の1/3したグループと偽薬を接種したグループで比べたところ、90.7%の有効性が確認されたとのことです。
接種後に新型コロナに感染した子どもは軽い症状で済み、接種による深刻な副反応もなかったとのことです。

 

▼米国では新型コロナに感染した5~11歳は190万人以上

 

男性にまれに起こる心筋炎については、5~11歳は十分なデータがありません。しかし16,17歳の男性では、2回目の接種時に、100万かあたり69人が発症しました。
12~15歳、18歳以上ではさらに低い割合だったとのことです。

米国ではこれまで、5~11歳の子どもが190万人以上感染しており、8,300人以上が入院しました。また、5~11歳の子どもでも100人弱がなくなっています。

 

▼保護者の意見は分かれている…

 

カイザーファミリー財団が9月に調査したところによると、5~11歳の子どもを持つ保護者は、「すぐに接種させたい」と答えたのは34%、様子を見ると答えた人は32%、打たせたくないという人は24%だったとのことです。

 

▼日本でも近く申請する予定か?

 

現在ファイザー社の日本法人は、厚生労働省と協議し、接種年齢の引き下げを申請する予定とのこと。
5~11歳向けのワクチンは、1瓶で使える回数および希釈の仕方、栓の色などを変えて、12歳以上のものと別の製剤として審査を受ける見込みとなっています。
承認された後は、公費で賄うのかなど、分科会で議論される予定です。

 

▼ワクチンによって社会全体の感染者を減らす方向に

 

受験を控えていたり、スポーツの大会に出場したりする子どもは、接種しておきたいでしょう。
5~11歳の接種後の副反応は比較的少ない、というデータが出ています。専門家も、「他に感染対策と重症化を防ぐ有効な方法がない」と語っています。
副反応を心配して接種を避けて感染してしまい、重症化したり、後遺症が残ったりしたらその方が後悔してしまうのでは、とも語っています。
また別の専門家は、「接種後の心筋炎はごくまれ。コロナに感染した後に心筋炎になるリスクの方が高い」と語っています。
ただ、健康な子どもにすぐに接種するという状況に疑問を投げかける人もいます。先に子どもに接する大人の接種率を高め、地域や個別の状況で家族で話し合ってほしいとのことです。

 

2021年10月28日(木)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

 

 

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