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なかなか進まない・・・42~59歳の男性の風疹のワクチン接種

新型コロナウイルスが猛威を振るってから、他の感染症対策に役立っていることもあれば、そうでないこともあるようです。
厚生労働省は2019~2021年度末までに、42~59歳の男性に風疹のワクチンを打ってもらう計画を立てていました。しかし、この状況下で目標の4割以下にとどまっているとのこと。
保育園の保護者の中には、2人目や3人目を望んでいる人もいるでしょう。園にお迎えに来る可能性のある父親たちには、早く接種を済ませてほしいですね。

 

妊婦が感染すると赤ちゃんに影響が出る可能性があることは広く知られている

 

妊娠中に妊婦が風疹に感染してしまうと、赤ちゃんに障害が出る可能性があることは広く知られるようになりました。「先天性風疹症候群」と呼ばれています。
風疹はかなり感染力が強く、1人から5~7人に感染すると言われているため、注意が必要です。

 

そもそもなぜ「42~59歳男性」なのか?

 

風疹ワクチンの定期接種が始まったのは1977年。当初は妊娠する可能性がある女子中学生が対象で、1995年からは男女の幼児も対象となりました。その後に男子中学生も加わったという経緯があります。
そのため、1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性約1,500万人は接種をしていないことになります。
もちろん、幼少のころに感染して抗体がある男性もいるため、まずは抗体検査から、となっています。
1962年以前に生まれた人は男女ともに接種していませんが、感染した人が多く、ほとんどの人が免疫を持っていると考えられるため、対象外にしたとのことです。

 

現在、各自治体から無料クーポンを配布中です!

 

2019年より各自治体はクーポンを配布し、体制作りが進められていました。しかし新型コロナウイルスの感染拡大で検査も接種も進んでいないようです。
現在、接種検査ともに達成率は37%とのこと。まだまだ周知も必要ですし、男性側の協力も必要です。
厚生労働省は来年度以降も計画を延長させ、検査と接種率の向上を目指すとのこと。

新型コロナのワクチンの話題は世間でよく出ますが、風疹のワクチンのことはあまり話題になりません。男性がちょうど忙しく働く世代であり、積極的に病院にかからないことも理由の一つかもしれません。

これから妊娠を望んでいる女性のためにも、職場の健康診断で一緒に検査・接種ができるようにしたりなど、もっと達成率が上がることを望みます。

 

2021年10月31日(日)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

 

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