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今シーズンは流行の兆しのインフルエンザ、ワクチン供給は2割減

感染症は一般的に流行の少ない年があると、次の年には流行するとされています。ということは、今シーズンは流行すると思っていた方がいいでしょう。しかし、ワクチンの供給は2割減るとのことです。

 

▼新型コロナ感染対策の効果で、昨シーズンは少なかったインフルエンザ患者

 

昨シーズンもメディアでよく報道されていましたか、生活習慣が全般的に変わったこともあり、インフルエンザの患者は例年よりもかなり少なかったとのことです。
しかし、感染症の特徴として、流行の少ない年があると次の年には流行すると言われています。
例として、昨年ほとんど見られなかったRSウイルスが、今年は早くから大流行しました。

政府は10月末で緊急事態宣言を解除する方向で検討していますが、これにより、新型コロナだけではなくインフルエンザも大流行するのではないかと、医療関係者は危惧しています。

年末に医療従事者や高齢者を中心にブースター接種(3回目の接種)を行う計画がありますが、同時にインフルエンザの予防接種を受けるシーズンと重なります。さらに医療現場が忙しくなってしまうのではと心配する声が多く挙がっています。

 

▼インフルエンザワクチンの供給量は2割減るとのこと

 

現在、日本国内では4つのメーカーがインフルエンザワクチンを製造しています。厚生労働省によると、全体的に供給量が2割減るとの見通しを立てました。理由は以下です。

現在国内で実用化されている技術では、ワクチンの培養に使う鶏卵の確保に1年を費やし生産計画を立てるそうです。そのため、急に製造量を増やすことができません。

今年流行が予想されるインフルエンザウイルスの型の中に、培養で増えにくい成分があるとのことです。そのため、急な増産は厳しいとのことです。

精製用のフィルターの確保が難しくなっているとのことです、理由は新型コロナの製造に回されてしまっているからだそうです。

 

▼ワクチン製造メーカーにとって使用量が少ないと損失に

 

現在、新型コロナのワクチンは国が全額負担する公的接種ですが、インフルエンザワクチンはそうではありません。
そのため、需要量を見込んで供給計画を立てます。しかし、製造しても余ってしまったら各メーカーに返品され、損失となってしまいます。
昨シーズンは新型コロナと同時に流行しないように、自治体がインフルエンザワクチンの予防接種に補助をしてきました。そのため、接種が広がりました。
しかし今年は同様の補助があるかは不明とのことです。

とにかく、前年よりも供給量が2割減る、ということは分かっています。必要な人に計画的に接種されるように、進めていかなければならないようです。

 

2021年9月14日(火)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

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