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子どもを伸ばす「子ども部屋」はこんな工夫がいっぱい!

保育園の年長さんになると、来年小学校に上がることを楽しみにしているでしょう。しかし親にとっては、机を買うべきか、子ども部屋はどうするか、悩ましいものです。
子どもの能力を伸ばすためには、子ども部屋にどんな工夫をしたらいいか、ご紹介します。

 

▼1年生はまだ自分の部屋はなくても大丈夫

 

低学年は自分の部屋や机がってもリビングで宿題をするケースが多いです。窓際や壁に長い机を置いてリビングの隅に学習スペースを作るのがおすすめです。
また近くに本棚を置くと、子どもの好奇心が芽生えます。壁には子どもの工作や絵を飾ると励みになるのだとか。
また、見やすい場所に地図や地球儀、時計を置くと会話から視野が広がるそうです。
トイレも一工夫。本棚を設置し、読ませたい本を置くのがおすすめだそうです。リビングでは手に取らなくても、トイレだと手に取ることがあるかもしれません。
就寝は子ども部屋でという場合、音や光のせいで睡眠の質が下がらないようにしましょう。

 

▼子どもの学習環境は、住まいに大きく左右される!

 

元大阪府教育委員長で、陰山ラボ代表の陰山英男さんによると、小学校の中学年くらいまではリビング学習が適しているとのことです。
親の存在が感じられる距離感の方が安心して勉強に集中できるそうです。
ただ、ダイニングテーブルだと食事中は中断しなければならないので、余裕がある場合には窓際などに長い机を置いて勉強スペースとするのがいいでしょう。
子どもが大きくなって自分の部屋が欲しい場合は移行します。今は中学生・高校生になってもリビング学習を続ける子もいるそうです。

 

▼読書は子どもを伸ばす!

 

リビングには本棚を置き、子どもと大人の本があって、家族で読む習慣がついているととても理想的です。
本棚の近くには図鑑や辞典、地球儀、地図などがあればすぐに調べられて知的好奇心が育ちます。
トイレに本を置くのも意外と効果があるそうです。
リビングに子どもの絵や工作を飾ることで、子どもは「大切にされている」と感じ、自信を持つことができるそうです。
また、見やすいアナログ時計は、時間の管理を身に付けるうえで重要です。
リビングと玄関は特に散らかりやすい場所ですが、きちんと整理整頓をしておくことが大切だそうです。これが子どもの情緒を安定させるそうです。
また、玄関の近くは収納スペースを備えることで、片付けの習慣が身に付きやすくなるそうです。

 

▼片付けの習慣を付けさせるには「生活動線」を意識する

 

親がとつぜん部屋を与えて収納場所を決めても、それが子どもにとって使いやすいとは限りません。
収納暮らしコンサルタントの宇高有香さんによると、子どもと相談しながら机の位置などを決めると、部屋に対する愛着も増すそうです。そうすれば、片付けよう、きれいにしようという意識も高まるのだそうです。

子どもの持ち物は全て子ども部屋に置くと考えなくてもいいそうです。
小学校の低学年の子どもにとって、ランドセルを二階の部屋まで運ぶのはきついことでもあります。動線を短くすることで整理整頓がしやすくなります。

また、収納の容量に合わせて物を持つようにすることも大切です。不要なものを手放す選別を一緒にやっていけば、自分でできるようになります。

新年度に一気にやらなくても、夏休みに入るころを目標に少しづつ使いやすさを考えながら部屋のレイアウトをつくるといいそうです。
部屋が散らかるのは、ゴミ箱にふたが付いていて面倒くさかったり、収納ボックスの出し入れがしにくいなど、環境的な要因もあります。
子どもと一緒に考えながら片付けの仕組みを作れば、片付く習慣が身に付きます。

 

2021年2月28日(土)朝日新聞別冊EduAより出典

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