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送迎保育ステーションとは?その役割と働き方
専用バスで子どもたちをそれぞれの保育園を送迎する「送迎保育ステーション」。
待機所としての保育室という新しい形の保育です。
送迎保育ステーションとはどのような保育施設なのでしょうか。
送迎保育ステーション設置の背景
職場や自宅から近い保育園の空きがない、なかなか入園できない、きょうだいで別々の保育園に通っているなどの問題に対して、空きがある保育園を活用し、可能な限りたくさんの子どもたちが入園できるようにするための待機所を設けるという目的で始まりました。
郊外の空きがある保育園へ送迎するための待機所として保育室を駅の近くに設置し、送迎専用のバスで子どもたちを保育園に送迎するのが「送迎保育ステーション」です。
送迎保育ステーションの利用のながれ
子どもが通っている保育園へは通常保護者が直接送迎しなければいけません。
しかし、送迎ステーションを利用することで一日のスケジュールは以下のようになります。
●保護者が出勤前に子どもを送迎保育ステーションへあずける
●送迎保育ステーションから専用バスで子どもたちをそれぞれの保育園へ送る
●子どもたちはそれぞれの保育園で過ごす
●それぞれの保育園から子どもたちを専用バスで送迎保育ステーションへ戻す
●保護者が退勤後送迎保育ステーションへ迎えにくる
保護者が子どもを送迎保育ステーションへ預ければ、専用バスでそれぞれの保育園へ送り届けるため保護者はそのまま仕事にいけます。
帰りも送迎保育ステーションへ迎えにくれば、保育園から帰ってきた子どもたちを引き渡してもらえるというシステムです。
送迎保育ステーションの役割
保育園から送迎保育ステーションへ帰ってきた子どもたちは保護者のお迎えを待っている間、おもちゃで遊んだりおやつを食べたりしています。
保護者が規定の時間までにお迎えに来られない場合は延長保育も可能です。
単に送迎をするための待機所ではなく、送迎保育ステーションそのものが「小規模保育」の役割を担っています。
そのため送迎保育ステーションで働く職員は、保育現場での経験があることを求められます。
送迎保育ステーションで働く
基本的にはこれまで保育現場での保育経験がある職員が働く送迎保育ステーション。
保育士や家庭的保育者などが多いです。
保育補助など保育士資格がなくても働ける場合もあります。
しかし、送迎保育ステーション内はもちろん、専用バス内においても子どもたちの安全を守り、責任ある保育が求められるでしょう。
新しい保育士として働くスタイルとして転職先の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。