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ロタウイルスワクチンが定期接種になりました!

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ワクチンはいつ接種できるようになるのか、さまざまな報道がされています。
そんな中で今年の10月からロタウイルスのワクチンが定期接種となりました。
保育園では予防接種を受けた次の日の子どもが体調を崩すこともあるので、把握しておくことが大切です。

 

以前から定期接種への移行要望は多かった!

 

ロタウイルスは人が一生の間に何度もかかる感染症です。小さな子どもが感染すると、激しい下痢や嘔吐を引き起こします。
乳幼児の急性腸炎の原因としては最も多く、厚生労働省の調査によると、急性腸炎で入信した5歳までの子どものうち、4~5割はロタウイルスが原因とされています。
ワクチンを接種することで入院するような重症化は防げるほか、発症も7~8割減らせるとされています。
特に最初の感染が最も重症化しやすいとされており、定期接種化への要望は大きかったとのこと。ワクチンが最初の感染の代わりとなってくれます。
脱水症状で入院することは、小さな子どもにとっては非常に負担の大きいです。幼少期の感染が防げるのであれば、定期接種化はとても意義のあることでしょう。

 

今年の8月1日以降に生まれた赤ちゃんが対象

 

定期接種は、今年の8月1日以降に生まれた赤ちゃんが対象です。任意接種の時は一連の接種にかかる費用は約3万円もかかりました。これが定期接種となると無料となり、多くの保護者が望んでいたことでしょう。
また、万が一望ましくない症状が出た場合は医療費や通院費など手厚い保証が受けられるとのことです。
安心して接種できる体制も整っています。
ヒブ・小児肺炎球菌・B型肝炎と同時に接種が可能なので、1回目は同時接種がおすすめです。

 

現在ワクチンは「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類

 

・ロタリックス(グラクソ・スミスクライン):2回接種
接種開始月齢は生後6週後~14週6日後、接種終了月齢は生後24週まで

・ロタテック(メルク・アンド・カンパニー):3回接種
接種開始月齢は生後6週後~14週6日後、接種終了月齢は生後32週まで

ここで注意しなければならないのは、接種終了時期。必ず守るようにしましょう。
終了時期を過ぎてから接種すると、望ましくない症状が出る可能性が大きくなるという調査があるためです。

NPO法人 VPD(ワクチンで防げる病気)を知って子どもを守ろうの会 は、上手くスケジュール管理し、接種のパターンを決めることで接種漏れを防ごう、と話しています。
最近は予防接種スケジューリングアプリや一覧表などもあるので活用しましょう。

 

2020年11月18日(水)朝日新聞朝刊より出典

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