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GW明けの対応は丁寧に!5月病も侮ることなかれ
ゴールデンウィークという長期休暇明けの子どもたちは、慣らし保育の頃に戻ったように泣いてしまったり、落ち着きがなくなってしまったりします。
やっと慣れてきてくれたのに、家庭で過ごす時間が長かったことから保育施設に戻った環境の変化に戸惑ってしまうのです。
また、休み前までにできていた生活リズムが崩れてしまっていることもあり、保育士も対応に戸惑う場面が出てくるでしょう。
連休明けの子どもたちの様子
連休明けの子どもたちの様子で多く見られる姿を紹介しましょう。
泣く
長く家庭でご家族と一緒だったため、離れてしまうことが嫌で登園時に泣いてしまうお子さんは多いです。
お休みの間が楽しいとなおさらでしょう。ご家族が出勤されてもなかなか泣き止んでくれないこともあります。
落ち着きがない
連休中にご家族と思い思いの時間を過ごしたため生活のリズムが崩れてしまっていることがあります。
お休み中と登園後のギャップに慣れず、落ち着いて過ごせなかったり、みんなと一緒に行動するということが難しくなっている園児もいるでしょう。
何をするにも時間がかかる
4月中にできていたことも保育士に促されないと行動せず、ダラダラしてしまう園児もいます。
体調不良の場合もあるのでしっかりと観察が必要ですが、一つひとつの行動に時間がかかるようになっている姿も見られます。
中には久しぶりの登園に期待感をもってとうえんしてくる園児もいます。
泣いている子に「どうしたの」と声をかけたり、「一緒に遊ぼう」と声をかけたり。
そういった姿を見かけたら、その成長や対応を保護者に伝えましょう。
保育士が求められる対応
休み明けの子どもたちへの対応は丁寧さが求められます。
園が楽しいものということを認識してもらうため、お友達や保育士とふれあい遊びをしたり、生活リズムを整えることが大切です。
しっかりと観察をする
連休明けの子どもたちは体調を崩しやすいです。
急に暑くなったりすることもあるので、休み明けで疲れていたり長時間外遊びをしたりすると熱中症になりやすいでしょう。
発熱など体調不良に備える意味でも園児の体調を把握し、様子の変化に合わせた対応をしていきます。
生活リズムを整える
夜ふかししたり、朝食を食べなかったりといった生活リズムの崩れがちな長期休暇明け。
だるそうな感じや睡眠不足のような雰囲気が感じ取られた場合は、連絡帳をみて睡眠時間や朝食の量などを確認しましょう。
声掛けやふれあいの時間を作って保育士側から生活リズムを整える働きかけをしていきます。
数日で生活リズムが戻るようであれば問題ありませんが、続くようであれば保護者に声掛けをして、朝早めに起こし、夜をはやめに寝かしつけるよう丁寧にアドバイスしていきましょう。
明日に期待をもたせる
「明日は何で遊びたいかな」「明日の給食のメニューはみんなの大好きな◯◯です」など子どもたちが楽しめる活動や給食のメニューを伝えて、翌日登園したら楽しいこと、嬉しいことがあると期待をもたせる言葉がけをしましょう。
活動は子どもたちが一番喜ぶ遊びを取り入れて、子どもたちの意欲を引き出せるようにします。
保育士の五月病
休み明けに辛いのは子どもたちだけではありません。
休み明けに保育園での業務に戻ることが大きなストレスになり5月病になってしまう保育士もいるのです。
子どもたちのために安心して過ごせるよう丁寧な対応を心がけなければならないと思いつつ、なかなかうまくいかないことに焦りや苛立ちを覚える方も居ます。
特に担任になったり、役職者になったり、慣れない年齢の子どもを担当することになったり、これまで出会ったことのないタイプの保護者対応に戸惑ったり。
保育現場に入ったばかりの新卒の保育士はもちろん、中堅やベテランと呼ばれる保育士もだれでもちょっとした変化で五月病になる可能性があるのです。
保育士の五月病対策
夜眠れなかったり、食欲がなかったり、だるかったりという症状はありませんか?
また、仕事に行きたくない、やる気が出ないという気持ちになっている方もいるかもれません。
五月病という正式な病気はありませんが、侮っていたら重症化して社会人として働くことが難しくなってしまうこともあります。
少しでも違和感があれば、対策をしましょう。
特に責任感が強い方や真面目な方、周りに気を使いすぎる方は要注意。
「保育士を辞めたい」となる前に、自分でストレス解消するための対策を考えましょう。
子どもの笑顔に癒やされてストレスが緩和される方は良いですが、休日にスポーツや映画をみにいくなど趣味に没頭して仕事から離れることをしたり、誰かに相談したりしてみてください。
案外、話を聞いてもらったらスッキリすることもあるので、ぜひ試してみてくださいね。