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男性保育士としてうまく働くポイント
男性保育士は保育士全体として割合が少なく、保育業界自体が女性社会というイメージは続いています。
てぃ先生のようにメディアに出て一石を投じている現役男性保育士もいらっしゃいますが、一般的な男性保育士が話題になるのはどうしても子どもの犠牲が伴ってしまうような暗いニュースです。
一部の心無い男性保育士のために男性保育士全体が居心地が悪い思いをしています。
こちらではそんな男性保育士が保育現場でうまく働くためのポイントについてご紹介しましょう。
男性保育士がうまく働くポイント
自分の長所を活かす
男性であるご自身の長所、強みを活かして働くことが重要になります。
得意な分野や特技を活用し、父性の大切さを示すことができると良いでしょう。
コミュニケーションと配慮を重視する
女性が多い職場で円滑に働くためには、日常的なコミュニケーションと思いやりが重要です。
相手が相談しやすい環境を作るため、細かな気配りや相談の受け方に気を配ることをおすすめします。
女性への配慮として、例えばトイレの使用後に便座を下げるなどの心遣いも大切です。
適切な境界線を設ける
異性間の職場ではセクハラに注意が必要です。
また、男性保育士と女性保育士の関係が良好でも、悪い噂が広まることを避けるためにも、プライベートとの境界線を明確にしましょう。
特定の保護者と仲良くなりすぎないようにすることも、他の保護者や女性保育士との人間関係をフラットに保つために気をつけるポイントです。
良好な関係を築くことも大切ですが、勘違いを招かないような態度で接することが重要です。
積極的に環境改善を提案する
どうしても女性の職場というイメージが強い保育施設では、男性用のトイレや更衣室がないというケースが多いです。
そんな場合は自分を守るためにも、職場の人間関係を良好に保つためにも自分から積極的に環境改善の提案を行うことが重要といえます。
例えば、更衣室がない場合にはパーテーションの設置を提案するなど、積極的に働きやすい環境づくりに貢献することで、後輩となる男性保育士を迎え入れる受け皿も作ることができるでしょう。
男性保育士を目指すなら取得しておきたい資格
保育士としてのご自身の価値をあげるためにも取得しておきたい資格をご紹介します。
幼稚園教諭免許
「幼保連携型」の認定こども園で働くには、必須条件として「保育教諭」の資格が必要です。この資格は「保育士」と「幼稚園教諭免許」の2つを取得した者が持つことができます。
「幼保一元化」の流れに伴い、認定こども園への移行が増えていますので、男性保育士の方には幼稚園教諭免許の取得をおすすめします。
幼児体育・スポーツインストラクター
幼児体育・スポーツインストラクターは、幼児期の子どもたちに対して運動やスポーツの指導を行う役割を担います。
子どもたちの健康的な成長をサポートし、運動の楽しさを伝えるために、適した運動プログラムを企画し、安全かつ楽しい環境で指導を行う専門知識や技術を身につけることができる資格なので、取得していると重宝されるでしょう。
子どもたちとのコミュニケーションや柔軟な対応力があることもこの資格で見える化されるのです。
中型以上の運転免許証
保育園に通園バスがある場合、運転免許証を取得しているとかなり重宝されます。
保育施設によっては手当など給料に加算される可能性もあるので、とれそうであれば取得しておくと良いでしょう。
子どもが好きで、コミュニケーション能力がある男性であれば、本来慢性的な保育士不足である保育園では入職するだけで歓迎されるはずです。
さらに女性ばかりであれば男性の手も必要になることは運営側もわかっていること。
保育施設側は期待していても、どうしても保護者側、特に女児の保護者が難色を示すケースが多いようです。
男性保育士としてうまく働くためには、性別を超えて真摯に向き合う気持ちと、それを伝える行動力が大切になるでしょう。