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液体ミルクの必要性と今後の期待

日本各地で震災被害が広がっている昨今。世界各国から支援物資が届く中、注目を浴びた「液体ミルク」。北欧では、ごく当たり前に乳児に飲ませる習慣がありますが、日本では母乳や粉ミルクが一般的です。しかし、この震災で液体ミルクの便利さが話題となりました。今後、この液体ミルクによってどのような乳児の食事事情に変化があるのでしょう。そして、保育の環境にどのように関わってくるのでしょうか。

【海外文化との違い】

日本では、乳児の食事は昔も今も変わらず「母乳」「粉ミルク」になります。母乳の栄養は高く、さまざまな感染症や大人になってからの病気にかかりにくいと言われていることが背景にあるのではないでしょうか。母乳をあげることで、お母さんの気持ちも落ち着き、リラックスできる効果もあります。粉ミルクも母乳と同様、栄養も十分に摂取でき、どれだけ飲んだのかも一目瞭然。しかも誰でもあげることができるので、お母さんは助かります。では、海外ではどのような違いがあるのでしょうか。海外でも、共通して母乳が多いのが事実。しかし、粉ミルクは一般的に普及していません。多くは「液体ミルク」になります。さまざまな種類があり、ペットボトルや紙パックを使い密閉されているので、衛生面でも安心。緊急時にも便利な液体ミルクの必要性を感じ、日本でも普及が当たり前になる日はそう遠くないのかもしれません。

【粉ミルクと液体ミルクの違い】

どちらのミルクも十分な栄養を摂取することができ、誰でも乳児に飲ませることが可能。お母さんの負担が減り、ストレスの軽減にも繋がります。では、粉ミルクと液体ミルクではどのような違いがあるのでしょうか。粉ミルクは、粉の量やお湯の温度を調節しなければならず、夜中の授乳には作るのに時間がかかってしまい大変です。その点、液体ミルクはそのままあげることができるので、すぐに飲ませることが可能。しかし液体ミルクは、必要な量だけ作ることができないため、残ったミルクを残すことが難しくなります。

震災後、国内でも液体ミルクの製造を行えるよう、厚生労働省により規格基準が提案されました。今後、この液体ミルクが普及すると、保育の場でも業務の時間短縮が期待できるのではないでしょうか。乳児と向き合う保育士にとっても、大きな影響が出てくるはず。仕事量が軽減され、保育士不足の手助けに少なからず影響されると考えます。液体ミルク導入の取り組みを進めることで、震災の対策に含め、保育士不足問題にも解決の糸口が見えてくるのかもしれませんね。

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