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毎年こどもの日がくると思うこと、それは少子化!

少子化が叫ばれて数十年、一向に子どもが増える兆しが見えません。毎年こどもの日に発表される子どもの数を見ると、なんとなく暗い気持ちになってしまいますが・・・

 

▼40年連続して子どもは減っている!

 

2021年4月1日時点での15歳未満の子どもの数は、2020年を19万人も下回り、1493万人となっています。
全ての人口に占める割合も、2020年を0.1ポイント下回って、11.9%となっています。
49年連続で減少しているとのことで、世界各国から見ても、日本は最低水準となっています。

一方で、全ての人口に占める65歳以上の高齢者の割合は前年を0.3%上回り、28.9%に上昇しています。少子高齢化が進んでいることが数字の上からも浮き彫りになりました。

 

▼15歳未満は男子が765万人、女子が728万人

 

総務省が子どもの日に合わせて推計を公表しました。男子が765万人、女子が728万人となっています。
男子の方が多く生まれるのは世界中に共通する自然現象だそうで、女の子100人に対し男の子は102~104人くらいと言われています。
理由はさまざま言われていますが、女性の方が平均寿命が長いから、とか、男の子の方乳幼児期に亡くなる確率が高いため、などと言われています。

年齢別にみると、12~14歳では324万人なのに対し0~2歳は265万人と年齢が若くなるほど少なくなっています。少子化がどんどん加速している現実がわかります。

 

▼韓国やイタリア、ドイツも低水準

 

全ての人口に占める子どもの割合について、人口が4000万人以上いる諸外国と比較したところ、日本の11.9%は最低水準であることが分かりました。
調査方法や時期が違うため一概には言えませんが、他に低い水準の国は、韓国(12.2%)、イタリア(13.3%)、ドイツ(13.6%)などが続きます。

 

2020年より新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、子どもを持つのを控えているカップルが増えたとの情報もあります。
妊娠中に感染すると重症化しやすいとの報告もありますし、現在徐々に接種が進むワクチンも、妊婦には安全性が証明されていません。また、医療逼迫のため、妊娠中や出産時に予期せぬことが起きた場合、きちんと診療してもらえるのだろうか、という不安もあるでしょう。
2020年、2021年はさらに子どもの出生率が下がると考えられています。

 

▼子どもが増え続ける前提で成り立っている社会がおかしい!

 

今の社会福祉制度は子どもが増え続ける前提で成り立っていることに不安をおぼえる人は多いでしょう。
政府は子どもが増えるように、エンジェルプランなどさまざまな施策を行ってきましたが、増えてはいません。
これから子どもは増えない前提で税金・年金などの社会福祉制度を変えていく必要があるでしょう。

 

2021年5月5日(水)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

 

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