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わが子を伸ばそう!子どもの習い事と保護者の心得

育児の悩みの一つに「子どもの習い事問題」があります。子どもの習い事を選ぶ時に、保護者はどんなことに気を付けてサポートすればいいのでしょうか。専門家の意見を踏まえて考えてみましょう。

▼みんなどれくらい?人気の習い事と予算

朝日新聞の調査によると、子どもの習い事で人気なのは
1位:水泳 41.0%
2位:学習塾 27.0%
3位:ピアノ 24.9%
4位:英会話 22.0%
5位:習字 13.9%・・・と続きます。

習い事の数は、1つが最も多く46.6%。次いで2つが多く33.1%となっています。また、予算は5,000円~9,999円が最も多く35.3%、次いで10,000円~14,999円が多く、20.4%となっています。習い事をしている子どもは全体の63.4%とのことです。
道具の購入にもお金がかかりますし、保護者は送迎で時間を取られます。金額も決して安くはありません。

▼教育学者 汐見稔幸さんに聞いた!保護者が心得ておくこととは?

日本人は昔からとても教育熱心だったそうです。学校が存在しなかった江戸時代でも、庶民の子どもは寺子屋で読み書きそろばんを習っていました。また、三味線や踊りなどの芸事にする子も多かったようです。
昔から「習い事を始めるのは6歳の6月6日がいい」と言われていました。当時は数え年なので、今の満年齢にすると5歳くらい。この月齢なら、やっていることを理解できるし、自分なりに頑張ろうという気持ちも芽生えるからだとのことです。

▽家庭での環境作りが最も大切、その意味は?

例えばこれからピアノを習おうとしている時、音楽に馴染みがなく動機付けもなければ、せっかく通い始めても、音楽を好きになったり可能性を伸ばしたりすることは難しいかもしれません。
家の中にいつも素敵な音楽が流れていたり、家族が楽しく歌っている、また、親が昔習っていたピアノを弾いて楽しむ姿を見せるなど、環境を準備してあげることは大切。習っていることに意味があると思えるような環境作りは必要です。

▽AIの普及とともに、逆に人しかできないことが大切に感じられる

ピアノを習っているのならば、親子でピアノの演奏を聴きに行ったりと、やる気につながる体験を少しづつしていかないと、続きにくいし効果も上がらないでしょう。
これからルーチンワークはAIがとってかわる時代になります。
AIができることはAIに任せて、人間にしかできないことや、どうやったら自分の人生を充実させられるか考えることは、これからの教育で重要になっていくでしょう。そのひとつの手段として習い事が位置づけられているのかもしれません。

2021年1月24日(木)朝日新聞EduAより出典

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