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自立できる子を育てる「待つ・褒める・肯定する」

子どもとの関わり方や接し方について、理想論は理解できますが、理想論ばかり振りかざすと、母親や保育士を苦しめることにもなります。子どもは大人の考える都合や常識なんてお構いなし。でも、将来きちんと自立した大人になってほしいと願わずにはいられません。
子ども時代に必要なのは「待つ・褒める・肯定する」の3つと言われています。

 

「待つ・褒める・肯定する」で正常な情緒発達を促す

 

つい子どもをせかしてしまったり、悪いところばかり攻めてしまったり・・・。もっと待ってあげたい、いいところを褒めてあげたい、肯定したい、そのように思ってもなかなか難しいのが現状です。
日々接している母親や保育士は常にそう感じているのではないでしょうか。
そんな時はまず、子どもの状況をよく見てあげること、そしてうまく誘導して仕向けてあげることが大切です。

しかし、園に行かなければならない朝はそんな悠長なことは言っていられません。園にはある程度の時間割りがあります。
時間のかかりそうなところはあらかじめ察してあげ、早めにフォローし、できるまで待てる時間を作ってあげましょう。できたら褒め、何かをしようとしていたら最初は肯定してあげましょう。
常に意識することは難しいかもしれません、できる範囲で心がけるだけでも、子どもの心身の発達に良い影響が現れます。

 

親子のコミュニケーションが良好な家庭では賢い子が育つ

 

子どもが何か話をしている時、きちんと聞いてあげることがとても重要だと言われています。
子どもは、自分の言うことに親や保育士が耳を傾けてくれることでとても安心します。この基本的なコミュニケーションが上手くいっている家庭や保育園では、双方の関係がとても良好。
親子の間や保育士と児童の間の関係性が良好ならば、愛着や信頼が生まれます。これは子どもの情緒の発達にとても大切。子どもには落ち着いた精神状態で安心して過ごせる空間が必要なのです。
情緒が安定すれば、何かをするときの集中力も高まります。そうすると意欲的に何かに取り組もうとする姿勢も増えます。

 

抱っこや膝乗りは受け止めてあげよう

 

昔は、赤ちゃんのことを抱いてばかりいると抱き癖がつくからよくない、と言われていました。しかし今では全く逆。赤ちゃんが抱っこをせがんだらいつでもしてあげて良いと言われています。
子どもが抱っこや膝乗りをせがんだ時、その要求に親や保育士が応えてあげれば、安定した情緒の発達を促すと言われています。
愛情を感じて安心できる人がそばにいることで精神状態が安定するのです。
これは甘やかしているのではなく、甘えさせてあげていること。甘えてきたらいつでも甘えさせてあげていいのです。

ただここで大切なのは、親のタイミングではなく子どものタイミングに寄り添うこと。子どもが抱っこをねだっていないのに親が無理やり抱っこすることではありません。
タイミング的にできないこともありますが、そんな時は今はダメだということをきちんと説明しましょう。

 

「待つ・褒める・肯定する」を意識するには

 

親や保育士は、子どもの個人差を肯定的に受け取ることが大切です。「この月齢でこれはできてあたりまえ」と考えないこと。できないことは、できるようにさせるのではなく、できるまで待ちましょう。そして、できるようになったらたくさん褒めてあげましょう。

また、子どもがトラブルを起こしたとき、頭ごなしに怒るのではなく、まずは子どもなりの理由に耳を傾け、それについて肯定してあげることが大切。その後、いけないことはいけないと言い聞かせましょう。

子どもは一度経験しただけで大人の言うことが守れるわけではありません。何度も経験し失敗しながら徐々に学んでいきます。親や保育士も相当ストレスを感じるでしょう。時には肩の力を抜いて「まあいいか」の精神も大切です。ストレスを貯めすぎないように工夫しましょう。

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