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乳歯0本からスタートしてみよう!子どもの歯磨き

子どもの歯磨きについて、ほとんどの親は日々手を焼いているのではないでしょうか。
楽しくできるように心がけてはいるつもりでも、なかなか思うようにはいきません。

 

▼虫歯になりやすい乳歯

 

虫歯の主な原因は、大人の唾液を介して感染するミュータンス菌です。虫歯菌は食べかすに含まれる糖分を餌にして歯垢(プラーク)を作り、この中で作られる酸が、歯の表面にあるエナメル質を溶かすことによりできます。
乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄くて弱いため、虫歯になりやすいですし、進行も早いです。
上手に歯磨きをして歯垢を落とせば、虫歯予防につながります。

 

▼歯磨きはいつからはじめればいいの?

 

日本歯科大学病院の臨床教授、倉治院長は、歯が生え始める前から歯固めブラシでマッサージをしたりしてほしい、と話しています。
子どもが口の中を触られて気持ちいいと感じられることで、スムーズに歯ブラシに移行できるとのことです。

歯が生えてきたら月齢や本数に応じて歯ブラシを選ぶことがいいとのことです。子どもが自分で使う歯ブラシと大人が仕上げ磨き用に使う歯ブラシの二種類用意します。
子ども用の葉はのど突きを防ぐプレートが付いたタイプを選ぶとよいとのことです。

2017年の東京都の発表によると、歯ブラシ中のけがは、1歳児が48%、2歳児が31%を占めています。

 

▼興味を示さない子は「ぬいぐるみの歯を磨かせてみる」

 

大人が歯を磨いている姿を見せたり、歯磨き絵本を見せたりしても、興味を示さない子もいます。そんな時は使わなくなった歯ブラシを持たせて、ぬいぐるみの口の中を磨かせてみるのも一つの手とのことです。
ここで子どもを先生役にすることがコツ。子どもは普段は何かを教わったりやらされたりすることが多いです。自分が先生役になるだけでやる気を出す子もいます。
下にきょうだいがいない子であれば特におすすめとのことです。

 

▼仕上げ磨きは上唇の裏のヒダにあたらないように

 

上唇の上にあるヒダ「上唇小帯」に歯ブラシがあたると痛いです、大人が反対の手の指で覆って磨くとよいとのことです。

 

▼歯磨き剤は適量を守る

 

エナメル質を強くするフッ素入りの歯磨き剤は適量を守ることが大切。2歳までなら1mm程度、3~5歳でも5mm程度がめやすとのことです。
また、キシリトール入りのタブレットを与えることもおすすめだそうです。

 

▼乳歯だから大丈夫とは思わないで!

 

嫌がる我が子に日々歯磨きをさせて仕上げ磨きをするのは、本当に苦労が絶えません。
しかし、いづれ永久歯が生えるから乳歯は磨かなくても大丈夫と油断してはいけないそうです。
乳歯が虫歯になって抜けてしまうと永久歯の歯並びが悪くなるおそれがあるからだそうです。

 

2021年2月13日(土)朝日新聞朝刊より出典

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